二号。

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1.『Couture Rose Tilia』
2.『Harow Carr』
3.『Rosa chinensis 'minima' 』
4.『Miss Caroline』
5.『Stanwell Perptual』
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6月も中旬にさしかかり。
とある日曜日の昼下がり。

『どう? まだ咲いてるの?』
『あぁ...薔薇の事? それなら今、ちょうどお妾さんたちが見頃だよ。』

私は薔薇の二番花を『二号』と呼ぶことにしています。
別に薔薇への冒涜だとも思わないし、『二号』を下品な言葉だとも思いません。
ティーローズに『Tipsy Imperial Concubine』という薔薇があります。
アルファベットの並びも、口にした時の優雅な響きも、
要は裏を返せばはお妾さんの事でしょう?
『愛人』という言葉の方がもっと汚らわしい気がしています。
「愛」の「人」なのに一番の存在ではない事を指し示す言葉。
なんだかおかしいと思いませんか?
『一番花なんて図体ばっかりでかくて風情もなにもあったもんじゃない』
四季咲きの薔薇の一番花を見て、私がよく感じることのひとつです。

世の中には夫の恋人の存在。
妻の恋人の存在を知らずに生涯を終える人も多くあるでしょう。
果たしてそれが幸せなことかどうか私には分かりません。

醒めた考えだと笑う方もいらっしゃるでしょうが
私は誰しも...自分も含めて『自分自身』の事は、
生涯かけても総てを知る事は不可能だと思っています。
「独身の若造が何をエラそうに!」
「長年の夫婦の絆をなんだと思っているのか!」
そう思う方は思うがよろしい。
私は結婚こそしなかったけれど、
お互いにお互いの恋人と4人で晩餐の席につくことも多々ありました。
辛酸とはこんな味なのかな?なんて思ったりしてね。
で、そんな日に限って酸辣湯だったりする訳です。

愛とは年月では括れないものだと私は思っています。
崩れ去る瞬間なんて 波打ち際の砂の城同然。
ものの見事にあっという間です。
では何故、人は波打ち際に敢えて砂の城を築くのか。
維持したければ波打ち際から遠く離れた場所で築けばいいものを。
それは崩れ去る瞬間を恍惚として眺めたい自分がそこにいるから。
寄せては返す波が胸のうちの澱みを運びさってくれるものと信じて。
愉しみながら築きあげたものが崩れ去る瞬間を見たい衝動があるからです。

今際の際に。
『あぁ...私は幸せだった。信頼できる夫に生涯尽くし...今死にゆく...』
『あぁ...私は幸せだった。心から愛する妻に看取られ...今死にゆく...』
そこが病室か自宅の寝室か、ケースは山ほど。畳の上ではないかもしれませんね。
けれどそこに居ない人がいる。
居なければならないはずの人がいない。
胸の中にだけ存在する人が必ずいるものです。

自分をよい夫、よい妻だと思い込んでいる輩ほど間抜けな者はいない。
零号の愛が、よりいちばん真実に近い、ただ漠然とそう思うだけです。

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今日の5枚は我が家の麗しいお妾さんたち。
中には断続的に咲いているものもあり、正確は二番花と呼べないものもあります。
『Rosa chinensis 'minima' 』、気まぐれ咲きの『Stanwell Perptual』など。
けれど、いちばんに咲いた薔薇よりも更に美しいと私が感じた二番花たちです。
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貴女のハズバンドは大丈夫?
大丈夫だと思っているうちはまだ幸せです。
そう、貴女だけが幸せ。
人生の四季咲きは裏も表もないんです。
一番がいちばん強く、いちばんが必ずしも正しい形でないこと。
そこの貴方、そして貴女、ご存じ?

〜G d D〜

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by Noir-Z | 2010-06-17 00:00
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